シェア

少数派でも隠れた人気!ドイツ女子校事情

YouTube_vigozone

YouTube_vigozone

男子校の世界がギムナジウムものとして一部で人気ともなっているドイツの学校だが、少数ながら女子校も存在する。そんな「メートヒェンシューレ」の現況とはどのようなものなのか。

ごく少数の女子校、しかし「リケジョ」にメリット

ドイツにあるおよそ38000の学校のうち、女子校は163校に過ぎない。その大部はカトリック系で、その半数はミュンヘンを州都するバイエルン州にある。

「ドイツでは性別で分けない教育が長らく進歩的であると宣伝されてきました。<男女共学は解放的で近代的である>とね。ですがそれはただごく一部の話です」と、若者研究者レオニー・ハーヴァルツ=エムデンさんは言う。

ハーヴァルツ=エムデンさんの研究の結果、女子校出身者には共学出よりメリットが見られる。その一つは自然科学分野での好影響。男子の科目と見なされがちな「物理」でも、「苦手科目」と評価するのは女子校より共学の女子学生のほうが明らかに多い。授業の雰囲気の違いもあるが、女子校では長期間で継続的に学習プログラムが組まれている点が大きいとのこと。

家族ぐるみの女子校びいき、偏見も残るが事情通には高評価

「女子校びいき」はドイツではしょっちゅう家族ぐるみで行われる。母親が女子校を出ている場合、自分の娘も女子校に入れようとするわけだ。ハーヴァルツ=エムデンさんも女子校で学び、娘さんを女子校に通わせているという。女子校を選択する動機としては、本人より親の要望が大きいということである。

ちなみにドイツでの女子校に対するイメージだが、古臭くて普通じゃないというのがステレオタイプな評価の様子。昨年春にネットで行われたアンケート結果では、女子校の存在に賛成が552票、反対が1584票。もちろん投票者の多くは女子校の実情をしらず、偏見を反映した結果といえる。

また近年は、名声ある女子校に男子分校が作られる傾向があるという。女子校出身の母親が、息子をどうしても入学させたいと考える要望からの実現のようだ。

Posted: |Updated:

Text by 宮城保之

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング