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『ザ・シンプソンズ』は「ヒッグス粒子」を14年前にとらえていた?英物理学者の主張

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『ザ・シンプソンズ』といえば世界で人気のコメディアニメだが、その作品内で物理学の発見が予見されていた、と主張する物理学者がいる。

ホーマーがヒッグス粒子の方程式を

その物理学者とはイギリスのサイエンス・ジャーナリストであるサイモン・シン氏。“The Simpsons and Their Mathematical Secrets”といった著書もあり、かねてより同アニメに込められた科学的含蓄を評価してきた人物だ。氏は、主人公ホーマー・シンプソンが、「神の粒子」とも称される素粒子の一つ、「ヒッグス粒子」の質量を、科学者による発表のすでに14年前に公にしていた、と主張する。

問題となっているのは1998年に初放映された”The Wizard of Evergreen Terrace”というエピソード。そこでホーマーは発明家となるのだが、その1シーンで彼は石版にややこしげな方程式を記す。その方程式の解はヒッグス粒子の質量に相当するのだ、というのがシン氏の見解らしい。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=mtmbrR1yZYk[/youtube]

脚本家も物理学者

ヒッグス粒子の実際の発見は、学会の公式見解では2012年7月4日、欧州原子核研究機構(CERN)の研究者によるものだという。もしシン氏の主張が正しいのなら、すでにその14年前に『ザ・シンプソンズ』がその内実を捉えていたということになる。

アニメの同エピソードを担当した脚本家はDavid X. Cohen氏で、コロンビア大学の天文学者David Schiminovich氏による監修を得ている。だがCohen氏自身もハーバード大学で物理学を学んだ経歴を持つ。両者の協力が当時知られていたデータを元にかくも優れた算出を可能にしたのだろう、とシン氏。

アニメ大国日本では人気いまいちな『ザ・シンプソンズ』だが、こうした評価が広まれば案外教育アニメとして評価される日がくるかもしれない。

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Text by 宮城保之

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