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「東西分裂?」「別れたカップル?」ドイツの新交通標識がわかりにくすぎて批判殺到

Flickr_Andreas Beutel

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ドイツで来年から導入予定という交通標識がどうにも痛々しいと不評を招いている。

真っ2つの車に4人の人物…何?

問題の交通標識とは、こちら。

BMVI

真ん中で分割された車の周りを、4人の人物像が取り巻いている。うち2人はスカートをはいているようだ。何の標識かお分かりだろうか?

ドイツ連邦交通省によれば、「カーシェアリング客、無料駐車可」を表す標識だそうだ。カーシェアリングとは登録された自動車の会員間共同利用サービスだが、ドイツでも英語をとりいれてCarsharingと呼ぶ。つまり分割された車のイラストは文字通り、「車(car)を分つ(sharing)」行為を表現しようとする試みらしい。

悪評の一方、交通省は満足

この新標識、来年からドイツの490市で導入予定とのことだが、早くも「分かりにくい」、「別れたカップルの車ってこと?」、「かつての東西分裂を連想させる」等々、不評が沸き起こっている。確かにこれを一見して「カーシェアリング」と解するのは困難だろう。

だが交通省はこの出来栄えに満足している様子である。分割された車を4人の男女が取り囲むことで、Car-Sharingの意味は図像化され、交通標識の条件である視覚的・直観的な分かりやすさを実現できている、とお役人は考えているようだ。

スカートは今も女性のシンボル?

もう一つ、今日の交通標識の条件として、ジェンダーへの配慮が挙げられる。これについても男女両性のイラストを配することでクリアしようとしたようだが、女性を表すシンボルとしてスカートを用いたことは問題視されているようだ。現在ドイツの、特に若い女性は、あまりスカートをはかないのである。

というわけですでにあれこれととりざたされている新標識だが、実際に導入がなるのか、まずは成り行きを注目していきたいところである。

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Text by 宮城保之

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