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大切なものはお金じゃなくて自分の時間!石垣島ラー油で社会現象を起こしたペンギン夫妻に聞く働き方

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どうも、IRORIOライターのやったー麺ことテッペートダです。みなさんは数年前大ブームになったペンギン食堂の石垣島ラー油(通称:石ラー)をご存知ですか?

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1999年に石垣島で誕生したこのラー油は、雑誌などで取り上げられ大ヒット。

最盛期は入手するまで予約して1年待ったり、お店の前に1キロもの行列ができたり、大手企業が類似商品を作ったり、さらには石垣島ラー油を作った辺銀(ぺんぎん)夫婦は映画化されたりと社会現象と言ってもいいようなブームを巻き起こしました。

石垣島ラー油は大ヒットした際も無理な増産をせずフリーシフトを貫いたり、大企業からの生産オファーを断ったり、スタッフがケンカした状態で商品を作っていたので商品を回収するなど、他の企業では考えられないような働き方をしています。

今ペンギン夫婦がどういう働き方をしているのか?ブームの時のはどうなっていたのか?もろもろ気になったので、石垣島に行って話を聞いてきました!

今回はペンギンさんご夫妻の働き方編、生き方編の2本でお届けしたいと思います!

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夫のため、たった一人のために作ったラー油

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テッペートダ

今日はよろしくお願いします!

 

ネット上にいろいろな記事が出ていますし、愛理さんが元リクルートでライティングの仕事をしていたということちょっとビビッてます(笑)

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あいり

そんなことぜんぜん気にしないでいいよ!こちらこそよろしくお願いしますね~!こちらが夫の暁峰(ギョウホウ)です。

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暁峰

よろしくお願いします!

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テッペートダ

私はブームが落ち着いたころに東京のお店で「石垣島ラー油」を購入したので、初めて食べたのは10年前くらいだったんですけど、今までのラー油との味の違いにビックリしました。

 

辛味はあるのにまろやかな味で、スパイスの風味も独特なのにクセがない。卵かけご飯、野菜炒め、サラダのドレッシングに良く使っていました!特に具の部分が美味しいですね!

石垣島ラー油

石垣島ラー油

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あいり

おおっ!石ラーを食べたことあるのね!ありがとう!

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テッペートダ

はい!まずはこのラー油を作ったきっかけを教えてください。

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あいり

夫と国際結婚をして、中国の西安から何千キロも離れた日本に住んでくれることになったから、故郷の味を私が作ってあげたいなぁと思って作り始めたのよ。

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テッペートダ

なんといい話!そういえば中国の家庭ではラー油を手作りするって聞いたことがあります。

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暁峰

愛理には本当に感謝しているよ!

初めてフリマ出店、売れたのは2本だけ

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テッペートダ

ラー油を作り始めたときはあまり売れなかったとお聞きしましたが…

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あいり

もともと家で皮から餃子を作ることが多くて、暁峰が餃子、私がラー油を作るという担当で家で2人で食べたり友達に振舞ったりしてたの。

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テッペートダ

食堂を経営されるぐらいですから昔から本当にお二人とも料理がお好きなんですね!

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あいり

石垣島に移住してからは島産の材料なんかをラー油に使って今の味が完成したの。家庭用だからもともと売ったりする予定はなかったんだけど、誘われたからフリーマーケットに出店したらたった2本しか売れなかったのよ(笑)

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テッペートダ

今では石垣島のお土産の定番になるほどなのに2本!?

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あいり

余っちゃったから島に遊びに来た昔の編集者時代の友達や知り合いにさしあげたの。

 

そしたら沖縄の物産品を扱う「わしたショップ」や雑誌、TVから火がついてあれよあれよと売れちゃったのよ!ビックリしちゃった!!

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テッペートダ

それじゃあこんなに売れるとは全く想像してなかったんですね?

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あいり

そうよ。そもそも家庭用だったし。ブームのスタート時は夜中の4時までラー油を作っていたのよ。

ただただ注文がどんどん入って来て「作らなきゃ、作らなきゃ」って状態だったからヒットしだしている感覚はなかったの。なんか、しでかしちゃったって感じで。

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テッペートダ

なんと!ここまで売れるなんて想像してなかったんですね。

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あいり

そう。ヒットしてから「ターゲットやブランディングがしっかりしてる」ってよく言われるんだけど、夫のために、たった1人のために作ったラー油だったからターゲッティングがあるとすれば中国から日本に国際結婚してやってきた食べ物好きな暁峰ね。こんなことになるとは思わなかったわ(笑)

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幸運が入ったラー油?

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テッペートダ

あの独特の味には秘密があると思うんですけど、どういった部分を大切にされていますか?

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あいり

沖縄の言葉になるんだけど”てぃーあんだ”を大切にして作っているの!

てぃーあんだは沖縄の言葉で「手の脂」という意味で、沖縄では愛情を込めて作った料理には、作り手の手の脂が入っているので美味しいと言われているのよ。

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テッペートダ

なんとなくわかる気がします。確かに食に関わる人には愛情を込めて料理を作ってほしいです。

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あいり

なにかの研究でもあるらしいんだけど、同じ料理を同じ原料と方法で作って、作り手のメンタルが悪い状態で作ったごはんを食べた人が当てられるかといった実験を行ったらしいんだけど、子供を使って実験を行ったところ、メンタルの状態を見事なまでに当てるらしいのよ。

 

やっぱりニコニコとハッピーなメンタルで作ったものの方が美味しく仕上がるらしい、というのがある程度研究で証明されているみたい。

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テッペートダ

そこらへんは徹底されていて、ケンカした状態でスタッフがラー油を包んでいたのを聞いて、商品を回収されたことがあるんですよね?

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あいり

そうよ、ケンカした状態で作られたものを人さまの口に入れたくないから!問屋さんにお願いして回収したの。

 

その回収したラー油を全部自分たちのまかないで使ったら、スタッフはことの重大さに気づいて、その後はいい雰囲気で仕事をすることが徹底されるようになったの。

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テッペートダ

スゴイ…本当に徹底されているんですね。

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暁峰

ラー油の味に関しては言えない部分もあるけれど、技術的な部分ではにんにくを粉砕したら酸化する前に1秒でも早く油に入れるとか、香港の特級料理人に聞いたラー油のエキスの抽出方法とか、油を作るときの温度とかもこだわっているよ。

 

もちろん、ラー油は僕をはじめとするスタッフの手作り!長年作っていたら腱鞘炎になっちゃったけどね(笑)

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あいり

あと石垣島ラー油って言うくらいだから島産の原材料にはすごくこだわっているの。

 

沖縄では激しい地上戦が行われた歴史があるから戦争を生き抜いたおじいちゃんとおばあちゃんはラッキーで、その人に関わった人も運が良くなると言われていて、それを”あやかり”というの。

 

だから島の高齢者から積極的に原料を仕入れさせて頂きたいと思っているの。あと包む作業なんかも全て、ひとつひとつ手作業ですよ。

工場で石垣島ラー油を包んでいるところ

工場で石垣島ラー油を包んでいるところ

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テッペートダ

石垣島ラー油が大ブームになったのは、そういった部分や小さなこだわりにも理由があるのかもしれませんね!石垣島の唐辛子の値段は約10倍に上昇したそうですね。

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あいり

予想もしていなかったんだけど、島の経済に貢献できて本当にうれしい。

 

現在石垣島ラー油は846円で売っていて、他のラー油に比べて高いと言われることもあるんだけど、石垣島産の原材料に極力こだわって、適切な仕入れ値で買い取って加工するとこれぐらいの値段になるのよ。

 

私たちは島内できちんとフェアトレードしたいのよね。

人生は楽しむためのもの。職場は楽しく生きる環境をサポートしたい

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テッペートダ

愛理さんは楽しく働いてもらうために職場環境にこだわってらっしゃるんですよね

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あいり

私は働く人の不幸の上に幸せな家庭はないと思っているの。一緒に働いているスタッフは、各々の人生のプライオリティの高いものを楽しむために働いてほしいと思っているのよ。

 

それが子供だったり家庭だったり、中には好きな歌手なんて人もいると思うの。だからうちのスタッフは行きたいライブがある日なんかは気にせず帰っちゃってOKよ!

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テッペートダ

なんというフレックスさ!

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暁峰

僕たちが石垣島に移住してバイトしているときに、事情があって遅刻することなんかもあったんだ。

 

その時「すいません、今日は遅れます」って電話するのが心理的に負担を感じることがあって、愛理と話して自分たちが経営する会社ではそういうのはやめたいなって思って。

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あいり

スーパーフレックスにしてるんだけど、人が全然来ないってことがないのは、みんな楽しく仕事をしているからなのかもしれない。

 

ストレスフリーがまず第一!大ヒットしてた時もラー油は24時間体制とかで増産することはなくて、フリーシフトで作れる分だけでいいという方針だったの。

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テッペートダ

石垣島ラー油、食堂とも事業が軌道に乗ったタイミングでお子さんが生まれて、丸々4年間は食堂を休まれてますもんね。

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あいり

そう、子どもが早産で8か月で産まれたちゃって1キロくらいしかない超未熟児だったから、小さい頃は何度も何度も大変な瞬間があったのよ。

 

その頃は自分や子どものために時間を費やすことが大切だったの。

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テッペートダ

それは大変な時間でしたね。でも今はお子さんも元気に育たれたようでよかったです!


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一番大切なものは自分の時間

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あいり

そうそう!石垣島に引っ越したときに価値観が変わるような瞬間に出くわしたことがあるの。

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テッペートダ

それはどんな出来事ですか?

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あいり

移住してすぐ聞いた話なんだけど、ある大手の企業が石垣島に進出したとき、島の経済に貢献したいという考えからか、島の老人会に大量の伝統工芸品を発注したのよ。

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テッペートダ

仕事をたくさん振ってくれたら大概の人は喜びますよね!

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あいり

私も昔は東京で働いていた人間だから、大手の企業が考えることは分かるの。

ただ、島の老人会の会長が即答でその案件を断ったらしいのよ(笑)

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テッペートダ

大手の企業が島に進出するのが気に入らなかったんですかね?

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あいり

そうじゃなくて、その会長は「そんな短い納期を決められてたくさん注文入ったらよ~、いつ昼寝できるかわからんし、昼からシマー(泡盛)飲んでサンシン弾いていたい日もあるよ~無理さ~」って即答したらしいのよ。

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テッペートダ

分かる気もするけど島の人じゃないと分からない感覚ですね。

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あいり

でも私はその考えに感動したの。もちろんお金が大切ではないとは言わないけど、島の人にとって一番大切なのは「自分の時間」なのよ。

この考えに感動して、私もこの流儀で生きてみようと思って。

 

子どもが生まれたときは子どもが一番大切だし、ブームでいくらラー油が売れてもたくさん売ることじゃなくて楽しく、自分たちらしく仕事することが大切だと思ったの。

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テッペートダ

アメリカのポートランドなどの街でもそういった価値観で生きている人が多いですもんね。働く上でお金のプライオリティが一番という人は少なくなっている気がします。

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あいり

今思うと、お店を4年間閉めて子どもを育てながら食堂をカフェのように使ってみんなとおしゃべりしてた時間は楽しかったな~

 

食堂は友人たちのたまり場で昼はカフェ、夜は餃子でオリオンビールって感じで緩い時間を過ごしてたの。

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暁峰

僕はラー油を作っていたから家族全体で収入がないというわけではなかったけど、ラー油工場はブームの当時も無理に生産することはなかったよ。

ペンギン食堂で石垣島ラー油の入った麻婆豆腐を作る暁峰さん

ペンギン食堂で石垣島ラー油の入った麻婆豆腐を作る暁峰さん

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テッペートダ

大企業からの量産オファーも断ってますもんね。

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暁峰

ちょっといいかなとは思ったけどね(笑)

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あいり

大企業からお話を頂いたこと自体はうれしくて、最初はお話を聞いてみたんだけど、石垣島ラー油の量産なら石垣島で、今のメンバーでやるのかと思ったら関東の工場でやるっていうの。

 

関東で作ったらそもそも「石垣島ラー油じゃなくない?」って思ったし、10年近く一緒に働いているスタッフではなく別のスタッフが入ると聞いて、私はとてもそんなことできないと思ってお断りしたの。

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テッペートダ

アツい!人生、お金よりも大切なものはありますよね。アメリカであれば事業を当てて売って引退なんて人もいますけど。

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あいり

今の企業はあまりにも利益のことを考えすぎていて、考え方が「アイ ラブ ミー」なのよ。私たちの会社は「アイ ラブ ユー」だったり「アイ ラブ アス」でありたいと思っているの。

 

仲間だったり、楽しくノンストレスで働ける環境だったり、各々のプライオリティが高いものを大切にして生きてほしいと思っているのよ。それらを提供するのが職場と思っています。

ペンギン夫婦のこれからの働き方

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テッペートダ

石垣島ラー油の職場ほどではないにしろ、政府主導で働き方が見直されていますよね。

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あいり

職場が人や個人をサポートした方が、継続して楽しく働いてくれるというのもあるので、今の時代そっちの方が効率がいいということに一部の人が気づき始めたのよ。

 

ヘトヘトになるまで働くのも長いスパンで見ると企業にとって効率が悪いと思う。

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テッペートダ

あと3年半で60歳を迎えられますが、今後はどのようなプランをお考えですか?

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あいり

石垣島ラー油の生産、辺銀食堂の2本で仕事をしているけど、石垣島ラー油の生産は引き継ぎたいと考えてます。

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テッペートダ

なんと、全国的な知名度を持つような企業になったのに!

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あいり

もともと私は還暦で引退する予定だったからそのつもりでいるのよ。食堂は残しておきたいと思っているけど。

 

あと子供に財産を残すつもりはないから石垣島愛があるスタッフに会社の経営権も渡す予定!

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テッペートダ

あれだけ有名になったのにお金には執着はないんですね。

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あいり

大切なのは自分の時間だから。暁峰と良く話すんだけど、お金だけに関していえば一番儲かってたのは従業員を雇わず2人でラー油を作っていた頃よ。

 

でも、それってさっきも話したように物事に追われてラー油を作らされているように感じるところもあって、子供を育てたり、仲間とお茶をしてゆっくり過ごすような楽しい時間であったり、楽しく仕事する時間ではなかったの。

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テッペートダ

自分にとって本当に大切な時間が分かったんですね。

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あいり

そうね。だからやりたくない仕事はお断りしてる。石垣島ラー油と同じように、地産のものを使ってその地域を盛り上げる仕事にも全国いろいろなところで関わってるの。

 

それは面白いからやってるけど、今は60歳で一通り仕事を切り上げたらインドのケララかアフリカのペンギンと一緒に住める街に住んでみたいと思ってるの。あとは勉強したり出版の仕事をやったり、既にいろいろな計画があるのよ(笑)

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テッペートダ

パワフルですね。今回は忙しい中取材を受けてくださりありがとうございました!

宝くじを当てた人の人生は、はたから見るとうらやましいように見えたりするものの、お金に人が集まったり、お金に振り回されたりして破産してしまったりと不幸になってしまうことが多いと聞きます。

そこまで極端な人生を送ることは多くなくても、お金のために働いたり、見栄のためにお金を使ったりと、お金を使うのではなく、振り回されて生きるている人も少なくはないのでしょうか?

そんな人もいる中で、自分や家族を含めた自分たちの時間の中に幸せを見つけたり、幸せを作りながら仕事をしているペンギンご夫妻は私にはとても幸せそうに見えました。

沖縄の人は都会の人から見ると確かにゆっくりし過ぎているのかもしれない。けれど彼らは都会で忙しく働いている人以上に幸せに生きる術を知っているのかもしれません。

後編はペンギン夫婦の人生について迫ります!

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