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非営利報道組織プロパブリカがデータジャーナリズムを推進するデータストアを開設

Flickr/rh2ox

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米ニューヨークに本拠地を置く非営利報道組織プロパブリカ(ProPublica)は、米政府が公表している統計などのデータセットを共有する専門プラットフォーム「The ProPublica Data Store(ザ・プロパブリカ・データストア)」を開設した。このプラットフォームでは、米情報自由法に基づきプロパブリカが政府機関に請求したローデータ(加工していないデータ)を無償で共有。政府が公表している主なデータセットへのリンクも掲載している。

また「The ProPublica Data Store」では、プロパブリカがデータクリーニングし、加工・分類・整理したデータセットを、ジャーナリストおよび学術研究者に対し、有償で提供している。プロパブリカでは、調査報道において、政府のデータを数多く利用してきたが、データセットのクリーニングや統合などに膨大な労力を費やしているのが現状だ。そこで、実質的な解析が可能な状態となったデータセットを安価で提供することにより、他のジャーナリストや学術研究者の調査・研究を後押ししようと考えている。

政府や地方公共団体などが保有する膨大な統計データを分析し、新たな視点や基準、傾向、パターンなどを抽出するデータジャーナリズムは、近年、調査報道の手法のひとつとして注目されているが、ローデータのみならず、目的に合わせて適切に加工されたデータセットが入手可能となることで、調査・研究の効果と効率の向上にもつながるだろう。

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Text by 松岡由希子

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