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ゴーヤには喘息発作を防ぐ効果があると判明:アメリカ

Flickr_ KeiwaCollege

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苦味のある食べ物には、喘息発作を防ぐ効果があると判明した。ケールやゴーヤなどを食べると、すでに収縮を起こした気管を拡張する働きがあるという。マサチューセッツ大の研究者たちによるこの発見は、科学誌PLOS生物学に掲載された。

苦味は食品に含まれる毒性への注意を喚起するセンサーとして働くが、長年その受容体は舌にのみ存在すると考えられてきた。ここ数年の研究で、この苦味受容体は体内の他の多くの場所にもあることが判明した。一方で喘息の発作では平滑筋細胞の過剰な収縮が気道を狭める。その際、気道にある平滑筋細胞の細胞膜のチャネルが開き、そこにカルシウムが流入することで気道が収縮、呼吸困難となるのだが、Ronghua ZhuGe博士の率いる研究では、苦味のある食品はチャネルを閉ざしてカルシウムの流入を防ぎ、細胞がリラックスすることを示唆した。

ラットを使った実験では、苦味成分による細胞のリラックス効果は既存の喘息治療法よりも速やかで且つ強力であった。博士らは新しい発見を元に今後も研究を重ね、副作用の少ない新しい気管支拡張薬を開発し、より速く喘息発作を収めるための道を探っていくという。

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Text by 下田裕香

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